日中の架け橋ネット
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日中関係の講演会で思うこと(2015.11.19)

日中友好という言葉が多く使われているが、先日ある日中関係の講演会でのことで気になったことがある。
日本の天皇問題で持論を話す人がいたが、日中友好の場で日本の天皇について是非論をあまりとやかく言わない方がよいと思う。天皇は日本の象徴である。また、中国の最近の軍事状況を媚へつらいする講師の説明にも理解しにくいと思った。良い悪いや技術が進んでいる遅れているなどの両面から説明すればそれなりに判断できると思うが、米国の軍事力に対し中国の軍事力をあなどるなと言われて、皆さんはどう思いますか? やはり昨今の中国脅威論に発展するので日本はもっと国防力を高めよと言っているのかである。後味の悪い講演会であった。

上海ディズニーランド(上海迪士尼乐园) 2015.11.22

先日、上海在住の中国の好朋友と久しぶりに会って話をしたが、その中で上海ディズニーランド(上海迪士尼乐园)の話を聞いた。香港ディズニーランド(香港迪士尼乐园)の評判が悪い中、上海に造る計画が遅れているという。
 筆者が調べてみると、上海市浦東新区に2015年中に開園予定だったが2016年春に延期した。延期理由は建設現場の土壌汚染が環境基準に適合せず海外から専門業者を使ったこととされる。また10月13日にパークシンボルから火災が発生している(中国遼寧電視台が映像公開)。
建設費用は約245億元(3500億円)。パーク自体の広さは1.16km2、世界一狭いディズニーパークになる予定。また上海市政府は2014年4月29日上海ディズニーリゾートに830億円が追加投資されることを発表。
チケットは1枚500元(9.700円)という噂があるが具体的な価格は未決定。東京ディズニーランドのワンデーパスは6,900円。ちょっと高いのではないか。開園後の東京ディズニーランド(TDL)やTDCとのサービスを比較すれば一目同然になるかも。
上海ディズニーランドサイト http://tdrnavi.jp/tour/sdl/

我が家の癒し動物 兎:診察カード名は”きなこ” 2015.11.24

筆者の家に二代目の兎「きなこ」が同居している。初代の兎「メイ」は家に13年間も同居していた。近くの動物病院の先生は吃驚、「兎の生存は7~8年だ。よっぽどお宅に打ち解け気分がよかったのかも」と言っていた。二代目は既に3年同居している。しかし二代目は妻にしかなついていない。他の家族には噛みにくる。去勢手術をしてもダメ。エサをやっていても噛む。私は何回も噛まれている。
 兎と月の関係は、中国の神話では「玉兎」と呼ばれるうさぎが薬草をついて西王母という女神が不老不死の妙薬を作るのを手伝っていて、これが日本に伝わって満月を表す言葉「望月(もちづき)」が転じて伝説の「うさぎの餅つき」になったのだようだ。
兎に角、我が家では憎たらしい二代目だが、結構癒しの一つになっている。

二代目きなこ

中国人は何故、日本にとどまるのか 2015.11.26

日中間関係がまだギクシャクしているなかで、中国人は相変わらず日本に多く住んでいる。2015年政府統計では約65万人(30年前の10倍)である。何故か?筆者はそれなりに理解しているが、最近中国のインターネット上に、「日中関係は良くないのに、なぜ中国人は日本にとどまるのか」と題する記事が掲載された。それによると以下のことがあるという。
 1)中国で良い仕事を探すのが難しいこと。
 2)金銭的な問題:日本の月収は平均すると中国の4~5倍。
 3)生活環境の問題:日本で長く生活した人は、中国国内の不衛生で秩序のない生活に適応できず。
インバウンドで日本へ旅行し、爆買いする中国人が相変わらず多いが、日本を知らない、日本へ来たことがない中国人は想像もできないだろう。中国人よ、どんどん日本へ来て日本を理解してほしい。変な愛国教育で洗脳されるなと言いたい。

中国に行きたくない理由を考える 2015.11.28

読者の中に中国は嫌い、中国へ行きたくない人がいると思うが、その理由は何?
考えると、中国は嫌いという人は、根っから嫌う人や思想や考えが合わないという人だろう。中国へ行きたくない人は、特に最近の環境問題(PM2.5)や食に対する安全性、最近の円安、そして最後にトイレではないだろうか。
筆者もトイレには難儀することがよくある。特に農村地区の公衆トイレやGSのトイレがそうである。これまで何回も苦しめられてきた。そんなときは恥ずかしいが、外で用を足すこともしばしばだった。これも民度の差であろう。

身体が凍結しそうな写真が届きました 2015.11.30

大連の老朋友から大連東港の凍結状態の港風景写真を送ってくれました。見ると身体が凍結しそうな写真です。その一部を紹介します。

大連東港の結氷風景
大連東港の結氷風景

法務省:2015年末在日外国人統計を発表         2016.03.11

2016年3月11日、法務省から発表された在日外国人統計では、全体で2,232千人の外国人籍の人が日本に住んでいる。主なアジア系の国籍別は以下の通りであるが、不法滞在者数が22年ぶりに増加。
中国籍:665.8千人、韓国籍:457.7千人、ベトナム籍:146.9千人、ネパール籍:54.7千人
フィリピン籍:229.5千人、朝鮮籍:33.9千人
◇全体では2005年比で17%増、2010年比で6.9%増
◇全体での比率 中国籍がトップで全体の29.8%、韓国籍:20.5%、フイリピン籍:10.3%
◇韓国籍と朝鮮籍を2012年から区別している。朝鮮籍:1.5%(朝鮮総連絡みが多い)
◇在留資格別では、留学:246.6千人(対前年比15.9増)、技能実習:192.6千人(同14.9%)
***
2015年1月1日時点での不法残留者数
◇不法残留者数 60千人(対前年比946人増(1.6%増))
◇国別 韓国:13,634人、中国:8,647人、タイ:5,277人、フィリピン:4,991人、台湾:3,532人
◇在留資格別 短期滞在:41,090人、呢の于実習2号ロ:2,831人、留学:2,806人

あなたの”中国通”度合を試そう            2016.03.15      

NNA倶楽部(アジア通)で中国に関する交流会が1月、東京で開催された。その中で中国に関するクイズが出されたので紹介する。さて、あなたの中国理解度は???
Q1.2015年上半期、中国で上映された日本映画で大ヒットを記録した作品は?
  A:STAND BY ME ドラえもん  B:妖怪ウオッチ エンマ大王と5つの物語だニャン
Q2:中国政府は一人っ子政策を完全に廃止すると発表したが、この政策は何年続いた?
  A:36年     B:42年
Q3:2014年、世界全体の鉄鋼生産に占める中国のシェアーは?
  A:約25%    B:約50%
Q4:中国自動車工業会が発表した2015年12月単月の乗用車新車販売台数で海外勢シェア1位は?
  A:日系     B:独系
Q5:2015年、中国のGDPに占める第2次産業と第3次産業の割合で大きいのはどちら?
  A:第2次産業  B:第3次産業
Q6:2015年のGDP成長率と全国住民可処分所得成長率で数値が高いのはどちら?
  A:GDP    B:全国住民可処分所得
Q7:”熔断機制”とは、どんな分野で使われる用語か?
  A:株式市場  B:不動産市場
Q8:2016年1月に行われた台湾総裁選で、最終局面で影響を与えたアイドルは?
  A:周子瑜   B:周杰倫

答えは次回までのお楽しみです。

中国に対する親近感は過去最低           2016.03.22

内閣府の外交統計(2016.03.14発表)で日本国籍者が中国に対する親近感が過去最低になったことを発表した。
調査は2016年1月7日~1月17、3,000人の日本国籍者を対象に行い、有効回答者1,801人(60%)となっている。下記グラフから見ても中国への親近咸は過去最低の14.7%であり、米国、ロシア、韓国、インドと比較しても最悪の状況である。

2016.03.14内閣府発表統計

日本の桜開花予想で来日する中国人観光客       2016.04.04

この時期、桜と言えば日本であり、日本と言えば桜である。各地で桜が満開になっている。日本の各地にある気象台が毎年3月に桜の開花予想と、開花宣言をする。これは日本だけのこと。中国でも各地に桜が植えられ、開花の時期になると中国人民が桜を見に行く人が多い。当然、開花予想などもないが、地元の新聞などの記事を見て動く。大連でも特に旅順にある桜は、日本人が植えたと言われているが、筆者も行ったことがあるが、やはり心の癒しがある。しかし、日本みたいに桜の下で花見宴会をしている人はいない。
 最近の中国人旅行者は、日本へ観光旅行して桜を見ることを楽しみにしている人が多く、日本で花見をすることに、日本人が想像する以上に憧れているようだ。春浅き日から開花予測をチェックし、訪日日程を決めるほどの熱の入れようという。
 北京在住の専業主婦趙さんは「桜の話」になると心がときめくという。北京在住の中国人が、わざわざ日本の桜の開花予測をチェックしているとは驚きである。もちろん、中国には桜の開花予測というものは存在しない、日本独自のものだ。趙さんの夫が会社経営しており裕福。友人らと食事に出かけたり、国内外に旅行したりすることを趣味にしているそうだ。

写真は上野公園の桜

青海省西寧~チャカ間の観光列車が正式運行開始      2016.06.13

この地域はシルクロードの重要拠点であり、歴史的に商人や観光客が西蔵(チベット)に入る時に必ず通る場所である。「チャカ」は“塩の池”(チベット語で青塩の海)と言われ、チャカ塩湖は青海省海西蒙古族自治州の烏蘭県チャカ鎮にある。塩の埋蔵量は4.4億トン以上。
 筆者は2000年5月に北京→西寧→青海湖、チャカ湖、鳥島などを訪問したときの感想は、地の空はまるで湖の一部のようで、湖や塩の山も空と一体化したように見えたことを覚えている。当時は、西寧市内でタクシーをチャーターし、青海湖まで悪路を8時間かかった。
しかし、現在は西蔵鉄道が開通しており、朝、西寧市駅を出発すれば夕方には西寧市に戻れる便利な観光地になった。
 6月10日から運行した観光列車は、全て25G型の貯留式汚物処理装置付きのエアコン車を採用、列車で生じた汚水や汚物、ゴミは集中処理することで、青蔵鉄道沿線の生態環境を保っている。観光列車には食堂車も設けられており、食事しながら沿線の風景を楽しむことができる。

紺碧の空と塩の白色が一体化している青海省チャカ湖